あいちトリエンナーレ2013

2013年10月26日 (土)

あいちトリエンナーレ2013見聞録(14日目その2)〜いちばん、引っかかっていた作品。その意味を知りたくて

(この日記は27日に作成いたしました)

午前の県美を後にして(リンク)、クルマでダッシュで岡崎へ。
なぜそこまでする必要があったのか?

今回のトリエンナーレ、ひとつ、ものすごく気になっていた作品があった。
それは岡崎エリアにある志賀理恵子「螺旋海岸」という作品。
そのとき行った記事(リンク)で書いたのですが、「初めて、“拒否反応”を示した」作品。
その後も一度作品を観たのですが、やはりどうしても「この空間から出たい」という反応が抜けきれなくて・・・。

そんな中、
この日、作家本人によるトークイベントがシビコであることを知った。
なぜこの作品を作ったのか、ぜひ本人から聞きたい!と思ったのが、自身のトリエンナーレにおけるラストとして、岡崎へ行くきっかけとなった。

イベントは15時からですが、13時から整理券が配られる。
それまでに間に合わせる必要があった。

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その甲斐あって、無事整理券をゲット!

で、15時まで、どうしよう。そういえば昼食もまだだった。
インフォメーションで「どこかないです?」と聞いたところ、ひとつ気になるお店が。

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シビコから徒歩少し。風格のある洋食屋。
じつは岡崎で一番最初にできた飲食店なんだそうです。
ランチメニュー数種類あった中からカツカレー。安心できる味でおいしかったです♪

さて、時間になりました。トークイベントの開始です。
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左が今回の作品を展示した作家の志賀さん。
・・・なんか、過激な作品を撮る割には、いたってふつうのおねえさんでした。
そんな「ふつうのおねえさん」がなぜ自身を揺さぶった原因を作ったのか? 生い立ちを含めながらの作品説明。

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写真がブレてしまって申し訳ないですが、これが彼女の作品。
200枚以上の大小の写真パネルが、螺旋状に並べられている。
今まではこの空間の中にいて「死」のひと文字しか浮かばないし、正直ここから出たい気持ちしかなかった。
現代美術に興味を持ち始めて、そんな感情、初めてだった。

そんな中、トークの内容を聞いていると、
(思い出しながらですので、もし違っていたらごめんなさい)
「もともと、“遺影”を撮る仕事をした経験があること。遺影は結果的には死んだ人の写真であって、そういう経験が今回の作品の契機になった。」
「人間の本来は“風葬”などによって自然に還るのが基本であること。」
「でも、見方なんてひとそれぞれで本人にとってはどうでもよく、ポジティブに見る人もいれば、写真にさわって指紋だらけになっているパネルもある。別にそうしてもらってもいいし、そうしてもらうことで自身の作品に違う意味が与えられることに意義がある。」

・・・なるほどなと。
“遺影”、“風葬”については、作家の意図と、自身の拒否反応を示した理由がつながった。
ここは、作家と共感できた部分。
逆に、指紋だらけとか、質問タイムでもっとディープな方がいて、プリントのしわなどが日によって違って、そこに目を付けたなどという意見もあって、あぁそういうのもあるんだと感じたのが自身の新たな発見。
自身も質問させていただきましたが、並べ方については開催当日まで何度も何度も直して、光の加減もみながらかなり吟味していたという。

90分に及ぶトークタイム。
事実、終わってから再度作品群を観て、価値観が変わりました。
最初は「死」しか連想できなかった作品たちも、その後「生」と「死」は決して分離することのできないものなんだと。
たぶんこのイベントに参加していなければ、ネガティブなまま終わっていたと思う。
無理して参加してよかったです。

トークイベントが終わって、もういちど作品群を観てスッキリ。
そして、トータルのラストを飾る“優秀の美”に選んだのは・・・、
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シビコ屋上から眺める夕焼け!
頭上に張り巡らされた釣り糸とのコラボレーション!

前回行ったとき、スタッフから「次はぜひ夕方に来てください。ものすごく美しいですよ!」と言われていて、それがラストで実現!
「マンションが邪魔でしょう?」と言われましたが、むしろ逆!
たった一棟のマンションがあるからこそ、逆に夕焼けが映えると自分は思いました。
名古屋だったら、もっとゴチャゴチャしてますから・・・。


みごとラストを締めたところで、自身のあいちトリエンナーレ2013、これにてすべて終了!
正直観そびれた作品、もっと観たかった作品もありますが、個人的には出遅れた2010年に比べれば、充分満足のいくスケジューリングでした!


近日中に、期間中に書ききれなかったことや、今回の総まとめを「回顧録」としてアップしたいなと思っています。

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あいちトリエンナーレ2013見聞録(14日目その1)〜ラスト、県美術館

(この日記は27日に作成いたしました)


先週の旅行の日記がまだですが、先にこちらを書かせてください。
(旅行日記は時間差攻撃でアップできるときに・・・と、言い訳)

いよいよあいちトリエンナーレも最後の土日!
なんだかんだで今日で14日間通いました。日数としては及第点だったかなと。

明日日曜日は別用が入っているため、自分としてはこの日がラスト鑑賞!
そのラストの、夕方までの限られた時間。いろいろ吟味した結果、午前はメインの県美、午後は岡崎とハシゴすることに決定。
(岡崎の日記は別途こちらにて)
今日の県美、特にこれといった目的はなかったのですが・・・。

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9時半に会場入りしたら、なんと一番乗り!
写真は10時の開門直前のようす。すでに30人以上並んでいるし、当日券購入の列も10人くらい。

一番乗りしてしまったので、それならと。
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人数限定の2作品、平田五郎と石上純也の整理券を立て続けにゲットできた!
(この2作品の詳細はこちらにて)
特に平田氏は15分ほどですべて配布終了。それだけ人気がものすごい。

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さぁ、“蝋の家”に再挑戦!

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今回一緒だった方に自分が入るところを撮っていただきました。
改めて入ってみると、これだけ狭いんですね。

2回目なので、3階まで上がるのはもう手慣れたもの。
ちなみに今回の同じメンバー、すべてリピーターでした。

で、3階では。
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念願の、「ねそべり」。
なんか、不思議と、落ち着く。
2畳ほどの広いとも狭いとも言えない空間。限られた時間の中、不思議な癒しをいただきました。


次に石上氏。
今回は別のアングルから眺めてみたところ、またまた違う世界を感じる事ができました。
ほんとうに、撮影禁止なのが、惜しい・・・。
でも、これは通算3回観ることができた。自分を忘れる10分間でした。


岡崎への到着は時間が決まっているため、11時過ぎにはここを出る必要がある。
名古屋エリアの最後の鑑賞は、
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やはり、この、モテット。
今までは真ん中でじーっと座って聴いていましたが、今回は各スピーカーを回りながら、40人(台)のそれぞれの歌声を聴く。

・・・想像以上に、「各パート、複雑にからみあった」曲だということが、わかりました。
宗教曲の奥の深さ、改めて知りました。

その他、またまた結婚式に遭遇したりと、限られた時間ながらも、名古屋エリアでは充分満足の日程をこなすことができました。

・・・ん。
いや、満足してないぞ。
実は会期後半の「映像プログラム」、結局ひとつも観ることができなかった。
しいて言うなら、それだけが心残りかな?

・・・いや、もうひとつ、あった。
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会場間を行き来するベロタクシー。
結局、今回も乗らずじまいだった・・・。


ただ、7月の漁船イベントから幾度とお会いしていました、スタッフKさん。
今日もお会いすることができて、その点は心残りないです。
(FBも承認していただきありがとうございます!)
トータルの感想やら、お疲れさまのねぎらいをかけて、県美を後にしました。
 
名古屋エリアは以上!
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県美を出る前に展望回廊に立ち寄り。
ふと目についた「AWAKE」の文字。

AWAKE=目覚めさせる/呼び覚ます。
今回のトリエンナーレ、それぞれの作品群もそうですが、自分自身の中でも「目覚めさせる」機会が多かったような気がします。
いずれ「まとめの記事」をアップする予定ですので、それについてはまたいずれ。


さぁ、岡崎へ大移動だ〜!

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2013年10月14日 (月)

あいちトリエンナーレ2013見聞録(13日目)〜もう一度、みたい

(この日記は17日に作成いたしました)


トリエンナーレ、いよいよあと二週間。
会場系はだいたい回ったんだけど、中には「もう一度観たい」作品というのも、けっこうある。
三連休最終日はいろんな用事を挟みながらも、出来る限り観てまいりました。


まずは、午前。
前日のソングオフで名古屋に来ていたたにやんが『これだけは観たい!』とリクエストがあったため、ホテルチェックアウトの時間に迎えに行って、賛同してくれたオフメンバーのMさん(でよかった?)と名古屋近辺をご案内。

ただ、与えられた時間は1時間もない。
長者町のまちなかアートを車窓から眺めてもらい、メインガイドは伏見地下街。

打開連合設計事務所(台湾)によるブループリントを鑑賞。
時間の許す限り3人で「遊んで」いました。

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階段を上ろうとする?、たにやん。

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犬と戯れる?、Mさん。

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そして、座ってくつろぐ?、自分。

・・・実は、最後の自分のこの体勢が、いちばんしんどかった・・・。

観るだけでもトリックアートとしての面白みがありましたが、こうやって「参加」してみると面白みが何倍にも増す。

これもたにやんたちのおかげ。
お二人も楽しんでもらったようでなによりですし、自分も楽しめた。
ここで東京へ帰るふたりとはお別れ、おつかれさま&ありがとうございました!!


さて、自分ですが、
岡崎へ用事があったので、それならと、
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シビコへ。

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この作品を、もういちど観たかった。
前回はガイドツアー中ということもあり時間制限があったのと、この作品は「展示物」ではなく「パフォーミングアーツ」扱いされているため(土日祝の午後にパフォーマンスが実施される)、どのような変化があるのも、観たかった。
前回とはまた違ったパフォーマンス。不気味な中にいる、ある種の快感。


ですが、それだけですまなかった、超欲張りな自分。
夕方、再び名古屋へワープ。

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納屋橋会場へ。
実はこの建物、来年以降の取り壊しが決まったらしいんです。
老朽化が理由らしいのですが、なんかもったいない。
3年後、納屋橋に変わる新たな会場が、見つかるのでしょうか??

8月に行った時は気がつかなかったのですが、
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当時の、ボーリング場オープンを告げるポスターが展示されていました。
今回のサブテーマ「場所、記憶、そして復活」を象徴するこのポスター。
この詳細は3日目の日記をご覧いただくとして(リンク)、最後にボーリング場の記憶として復活させた「レーン61」が前回以上に印象に残りました。

で、ここでもう一度観たかった作品。
名和晃平「Form」

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日々成長して行く泡が、天井にとどくほどに巨大化!
8月のときは近くまで行けたはずが、泡によって閉ざされている。

こういう「時間軸によって変わる作品」が多数あるのも、あいちトリエンナーレの特徴。
3年前は会期中、お香で作られて2ヶ月にわたって焼かれて行く作品や、ナフタリンでできていて2ヶ月に渡って消えてゆく作品もあっただけに、興味深く観察していました。


まだまだ観たい、観てない、もう一度という作品は数あれど、
自身にとって行ける日は2週後に迫った最終週のどちらか1日しか、行く日がない。
あと1日だけだから、悔いのないようスケジュールを練りに練っているところ。

幸い、盆前からの開催だったため、盆休み中のスタートダッシュに成功した分、後半は逆に焦りもなく、かえって気力が低下して・・・というのも、事実だったりする。


最後は今まで観た作品のなかで「いちばんひっかかった」ある作品について、深く掘り下げてみようかなと、思っています。

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2013年10月 4日 (金)

あいちトリエンナーレ2013見聞録(12日目)〜週末の、癒しを求めて

毎度のことですが、ウィークデーは限界を越えたことばかりしていますので(さらには1ヶ月後に控えた職場の移転でもうアタマの中にはヘリコプターが何機飛びまくっていることか・・・。

さらには明日も仕事(しかも、土曜日ですがスケジュール過密すぎ!100%残業確定!)だから、このへんで乱れまくっているココロの中を調整しないと・・・。

そういうときは、トリエンナーレ!
トリエンナーレ期間中、というか、そうでないときもそうですが、
県美や市美では金曜日は20時まで延長して開館しています。
それを使って、今日の仕事はサジ投げて、県美の8階へ。
入館は19:30までと書いてありながら、19:40分でも入れてもらえました。

今回の目的は、ただひとつ。
1日目)でも紹介しました、
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この「モテット」を聴きに。たったそれだけ。
他の作品はすべて素通り。8階のルート上ラストにあるこの作品。
タイミングよく、閉館前の最後のループ(14分)、フルに聴くことができました。

それにしても、今回はスーツ姿の男性も多かった。
やはり自分と同じように「癒し」とか「ココロのリセット」を求めているのでしょうか?

360°立体音像の、非常に心地よく、癒されるひととき。
できればもっともっといたいけど、ループ終了時にちょうど閉館の20時。
惜しみながら、会場を後にしました。


たとえ15分間とかの短い時間でも、息抜きはすごく大事。
それが、アートなら、なおさら。

来週の金曜日は定時で上がって・・・・ま、ムリだろうな(泣)。

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2013年9月28日 (土)

あいちトリエンナーレ2013見聞録(11日目その2)〜パフォーミングアーツ「Just Breathing」

(この日記は30日に作成いたしました)


午後に岡崎から戻り、ちょっと昼寝して再び栄へ。
この週末もトリエンナーレは二本立て。夕方はまたまたパフォーミングアーツ。

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清水靖晃+カール・ストーン「Just Breathing」

なぜこれを観たかったのかといいますと、
1)清水氏は世界的なサックスプレーヤーで(詳細はWiKiか何かで調べてください)、個人的には坂本龍一のアルバムや、コラボアルバムで数枚聴いたことのある程度でしたが、知名度は抜群で、いちど彼の生のサックスを聴いてみたかった。
2)会期中、数あるパフォーミングアーツの中で、これだけが唯一「わずか1日」のショータイムだった。
・・・なら、観るしかないでしょう!

3日前に前売りをゲットしておいて、いよいよ会場へ。
最初はコンサート的な音をイメージしていたのですが、70分間のショータイム。それはいい意味で裏切られました!
なんといいますか、「能の鑑賞」に近いところが、あるんですよね。
タイトルのように、呼吸に始まり、呼吸に終わる。
能の鑑賞のイメージらしく、時折睡魔に襲われながら・・・。でも、それもなんか心地よい。
起きて刺激、寝て快楽。
・・・そんな事言ってたら演奏しているお二人に怒られるかな?
でも、自身の精神がだんだんと安定していくのを感じたのは、事実です。

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勝手掲載をお許しください。
関係者によるツイートに、公演中の画像がありました。
右がコンピュータープログラミングを操るカール・ストーン氏。右が清水氏。
では、真ん中の人は、だれ?

これ、時々現れたバックスクリーンの映像。
ネタバレになるからあまり明かせませんが、公演後のアフタートークで、この存在は「幽霊」とも「十字架」ともいえる。今回のパフォーマンスの重要な部分であると教わりました。
コントラバスサックス(日本に3台しかないらしい。アフタートークではこの録音についての笑える裏話も)の超・低音が会場に響き渡る。
ウトウトしていたとき、この低音で一気に我に、帰る。
この瞬間、「あぁ、自分は『生きている』んだな」と(すごく不謹慎)。

会期中行われたオペラ「蝶々夫人」を除けば、おそらく唯一であろう音楽によるパフォーミングアーツ。
すごく至福な時間を、味わうことができました。


その後のアフタートーク。
清水氏、演奏から離れると単なる気さくなオジさんですね(笑)。
カール氏も日本語が理解できるため(自分の母校の教授もされているそう)、自分も質問させていただきましたが、その意図がわかってくれたようで、的確な答えを出していただきました。
どうもありがとうございました。

他のトリエンナーレ/ビエンナーレではないであろう、あいちトリエンナーレの最大の“武器”。
それは「メイン会場が、芸文である」こと。それを改めて実感しました。
2フロアもある美術館と、本格オペラも可能な大ホールにパイプオルガンも備えたコンサートホール。そして様々な舞台のセッティングが可能な小ホール。それらがひとつの建物に集約されていること。
バブル期に作られた建物がゆえ、当初「贅沢すぎるんじゃ?」と思っていたのも事実でしたが、トリエンナーレを開催するようになって、この芸文の中の各施設が、同じ方向に向かって連携し合いながら、うまくシンクロしているなと。
今回の芸術監督の五十嵐氏も、ようやく芸文の本来の魅力を引き出せたとおっしゃっていたような。


・・・となると、3年後。
あとはコンサートホールをどう使うかですね(いじわるだなー!)。

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あいちトリエンナーレ2013見聞録(11日目その1)〜会場系、コンプリート!

(この日記は29日に作成いたしました)


10月27日まで開催しているあいちトリエンナーレ2013。
あと半分弱のところで、まだ一つのエリアと半分、行っていないところが。
この日、ようやく足を踏み入れる。

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岡崎エリアの、松本町会場!
マップ見る限り、エリア自体の面積は小さく、展示品も少なく、「これだけ?」感が強いのですが、いざ足を踏み入れてみると、長者町にも負けず劣らずのワンダーランドに満ちあふれていました。

今回、康生町のシビコにクルマを止めて、北へ徒歩10分くらい。
見えてくるのは、
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お寺の境内?
中へ入ると、
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なんと、「木造」のアーケードが。
この先に松應寺(しょうおうじ)というお寺があります。
いわゆる、このアーケードが寺への参道というわけですね。

それ自体「なんだ?」なんだけど、この一帯、昔はいわゆる「花街」として栄えていたという。
お寺に花街。なんかミスマッチな感覚もアリアリですが、逆に言えばトリエンナーレがなければこんな昭和レトロカヲスな場所、足を踏み入れるどころか、こういう存在すら知らずに過ぎていくはず。
裏コンセプトの「街を使い倒す」、こういう重箱の隅を突くような今回の会場セレクトに、脱帽。

展示自体は基本3点のみ。
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まずは、今回のトリエンナーレのキーとなる作家のひとり、青木野枝。
市美や納屋橋にも作品がありましたが、ここの作品がいちばんいいと思った。
旧・美容室を使って、鉄の輪が無造作に・・・なんだけど、納屋橋でも感じたけど、これが「鉄」だと感じないんですよね。柔らかい「なにか」を感じる。なぜだろう??

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これも他会場でも別の作品を発表している、丹羽良徳のビデオ作品。
旧料亭の建物の中にモニターを持ち込み・・・ですが、数分見ていていまの政治家たちの「考えのギャップ」におもわず笑ってしまった。
彼の作品はこれが一番インパクトが強いか?
政治的なズレを見事に表した作品。
日曜朝の空論で自己満足だけの政治討論より、コレ見た方がよっぽど面白いかも?

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もうひとりは、山下拓也。
この人は長者町にも作品を展示していた。そことはまたコンセプトの違う作品。
廃墟寸前の家屋が必死に家の存在をアピールしているような、そんな気が。

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この昭和な風景に、アートが存在する。
2年前のヨコハマトリエンナーレに行ったとき、黄金町という昔はかなり特殊な街だったエリアにあった竜宮旅館とは違い、ここではその雰囲気に負けない、決して建物が勝っている訳でもなく、アートと建物をできるだけ調和させようという試みが、各作品にありましたね。

そして、お寺にお参りして・・・と思ったら、ここにも「隠れ作品」があった。
それも参加型。ここではあえて書かずにしておきましょう。

あとは康生町の前回行けなかった一部を残すのみ。
シビコから幹線道路を挟んで、有料エリアの作品が二ヶ所。
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・・・つか、素通りするほどの目立たなさ。
左の建物なんか、入口すらわからず、「入っていいの?」と戸惑うほど。
なんか、会員制クラブのそれみたいな感じですね(笑)。


のべ2日間にわたった岡崎エリアも、面白かったです。
シビコの壮大すぎる展示と、松本町のこぢんまりした展示。その対比が印象に残りました。
これで、会場系はコンプリート!
あと残り1ヶ月弱。もういちど見たい作品とかを中心に、再び回る予定。
でも、10月はかなり予定が詰まり始めている。あとどれだけ行けるだろうか?


【オマケ】
岡崎、ただいま「オカザえもん」大売り出し中ですが(実際、街中はオカザえもんだらけ・・・)、
他には「まぜめん」を売り出し中、らしい。

この日のお昼、松本町会場にあった、ちょっと入りづらい外観の店でそのまぜめんをいただくことに。
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この店は何種類かの味があるそうですが、八丁味噌仕立てを。
ネマガリダケが具としてあるのはこの地域では珍しいですね。
これを最初に全部まぜまぜして、いただきます。
喜多方のそれよりも太い、極太縮れ面と、八丁味噌の甘さがよく合う!
とてもおいしゅうございました♪

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2013年9月23日 (月)

あいちトリエンナーレ2013見聞録(10日目)〜パフォーミングアーツ「L'IMAGE」

(この日記は24日に作成いたしました)

23日、秋分の日。
この日もトリエンナーレです。
・・・つか、いまだ残っている岡崎エリアの松本町、いつ行けるんだろう?

というのは、この日も午後にパフォーミングアーツを鑑賞することになったから。
前日、ほうほう堂の会場へ行く前に芸文へ寄って、このチケットをギリギリ前売りで購入してしまったから。
それがなければこの日は岡崎でしたが、この公演開始が14時で、午前中岡崎に行ってもサッと行ってサッと帰るだけになってしまうから(註:市美の9時半、県美の10時開館に対し、他の会場は11時開場なんです)、結局前日と同様に午前中は死人状態・・・。
(逆に言えば、地元だからこその特典とも、いえる)


閑話休題。
この日のパフォーミングアーツ。
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今回は自身初めての日本人以外の舞台公演。フランスのアルチュール・ノジシエル「L'IMAGE」

50年ほど前に発表された、サミュエル・ベケットの短編小説(わずか9ページで、句読点が一切ないひとつの文章で構成されている)を音楽とダンスで表現した45分。

Twitterで目に入った舞台を見て、何かにピンと来て入ってみたのですが、ものすごく前衛すぎる、ある種現代アートらしいといえばらしい表現。
そもそも、この小説が前衛すぎるし、音楽もアナログシンセを使った70年サイケを彷彿とさせる表現にびっくりしたけど、自身にとっては「まだ味見していない」分野に一歩踏み込むことができたかなと。


・・・あまりの前衛ぶりに、正直これくらいしか、感想が出ない。
でも、こういう前衛な芸術ですら、フランスではちゃんと「国立の」劇団扱いしてくれるの(彼自身、その劇団のディレクターなんですって)が、さすがだなと。
芸術の都に、偽りはない。
日本ではこういうの、いまでも「狂気の沙汰」の目で見られますからね(つか、個人的に、芸術と“狂気の沙汰”の紙一重を行き来しているなとマジメに思う)。

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観終わって、今回の題材である、短編小説のテキストをいただく。
これが舞台のバックに日本語と原語のフランス語の文章が流れながらのパフォーマンス。
・・・そもそもコレ自体、何度読み直しても、ぶっとんでいます。
それを「表現」したこと自体が凄いのか?


終演後、昨日観たほうほう堂の2人にもお会いして、しばしの間トーク。
(同じパフォーミングアーツを鑑賞していたようです)
自分が観た日はアフタートークがなかったので、この場をお借りして少しの時間、今回の「@おつかい」について質問させていただく。
だって、自分にとってはここまでスケール感が広がる演劇に出会ったこと、ないから。
翌日に東京へ戻る一行。ほんとうに、ありがとう&お疲れさまでした。

 
終わってからはまた「もなかループ」がアタマの中を回り続ける・・・。
(なんか、結論があさっての方向に行ってしまっているけど・・・ま、それも現代美術としての感想か!と勝手に結論づけます)

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2013年9月22日 (日)

あいちトリエンナーレ2013見聞録(9日目その2)〜千人の提灯行列

(この日記は24日に作成いたしました)


ほうほう堂を見終わったあと、間髪いれずに次の作品へ移動。
リンク・・・前の日記と話が多少なりともつながるため、こちらをご覧になってからのほうがよろしいかと)

・・・なのですが、
その、ほうほう堂の終演が予定より押してしまい、18時15分にようやく終演。
次の会場が18時25分までに白川公園。どうがんばっても間に合わない・・・。
いったい、なにかといいますと・・・。

作品名は、高橋匡太「Glow with City Project」
概要はこんな感じで(リンク)、白川公園に集まると先着1000人に「提灯」を渡され、その提灯を持ってそこを出発し、長者町を通って栄の芸文まで「光の行進」をするという試み。

その提灯行列に、参加したかったのですが、前の理由で参加できず・・・。
ですので、今回は「眺める側」に回って、今回の作品を鑑賞することに。

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科学館前から交差点1つ分。
ちょうど行進が始まる頃でした。

なんか、これだけ見ていても、幻想的。
科学館のプラネタリウムのライトアップとともに、提灯の灯りがほんのりと。

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一行は錦通で右折。
打開連合によって青く塗られた地下鉄の出入り口とのコラボも、よろし。
(写真ではまったく表現できていないところが、悲し)

そして、長者町へ。
(このとき、片付けを終えてパブリック会場を出るほうほう堂のダンサーに遭遇!今回の感謝を伝えさせていただきました!)

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アーケードまでライトアップされ、提灯の灯りとともに、アーケードの色もシンクロして変わっていく。

なぜこんなことができるのか。
調べてみたら、こういう仕組み(リンク)になっていて、なんでも世界初の試みなんだとか。
その証拠写真に、

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ちゃんと専用の回線が飛んでいます(NetLEDと名のついた2回線)。
それぞれライトアップと1000個の提灯に仕組まれているというから、驚き。

長者町のあと、自分は先回り。
ゴールのオアシス21の上「水の宇宙船」で待機。
しばらくすると、

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下のほうに、見えてきました!
この集団が芸文前の広場に集まったとき、最高潮に。

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光とともに、姿を変える芸文。
3年前のトリエンナーレは名古屋城でサーチライトによる光のイベントがありましたが(参照:画面1個分スクロールさせてください)、それとはまた違う、光の饗宴。
それも、参加型のイベントとして、これも「街を使い倒す」裏コンセプトに合致。


最後の芸文の姿を見たとき、今回は「眺める側」で正解だったのかも。
しかし、土曜日は仕事だったため、できることなら2日間で「参加する側」「眺める側」の両方を体験したかった。
それだけが、心残りかな?


しかし、この日は充実してたなぁ。
ほうほう堂も、この行進も、アーティストの描くスケールは、ちっぽけな自分の脳味噌の範囲ではとうてい考えられないこと、するんだなと。
だから、アートは、面白いと。

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あいちトリエンナーレ2013見聞録(9日目その1)〜パフォーミングアーツ「ほうほう堂@おつかい」

(この日記は23日に作成いたしました)


トリエンナーレも後半戦に入りました。
あと約1ヶ月。もちろん行けるときに・・・ですが、この日、ぜひ観たい作品が午後から夜にかけて続けて2つもある!
それもこの土日限定で、さらに土曜日は仕事だったから、必ず行かないと!
連日の過密業務で午前中は死人状態。午後に起き出しようやく。

最初はパフォーミングアーツ。
ですが、今まで観た作品や、他の作品とはかなり違う。
どんなパフォーミングをするかといいますと・・・。

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「ほうほう堂@おつかい」
他の芸文小ホールで行なわれる作品と違い、長者町エリアを中心に、ほうほう堂という2人組の女性ダンスユニットが名古屋のあちこちでダンスをしまくり、それをパブリックビューイングの形で生中継してしまうというなんかスゴイ企画。
ちなみに、USTでも生中継されました。
(ためしに公演中にiPhoneで見てみたら、ちゃんと再生されました)

そのパブリックビューイング会場へ。
そこは、お寺のスペース(といっても鉄筋で、ガレージみたいなところですけど)。
15時半開演で、30分以上も前に来てしまった。でも、客は早くもそこそこ入っている。

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会場ではこのスクリーン越しに、ダンスの生中継や、合間には今回の作品のために半年前から名古屋市内をリサーチし、主に長者町や栄近辺の有名老舗や、地元でも知らないような場所の紹介や、インタビューの映像が。
右のスクリーンは、Twitterでのコトバによる実況中継も。

さらに、
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会場内は飲食OK。その老舗のお菓子や、ビールも飲める。
2時間半の長丁場。そのへんの対策も、抜かりはない。
そのため、途中入退出自由。インターネット中継を行なうため入場無料(というか、それが理由で入場料徴収ができない)。


15時半、いよいよ開演!
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ビルの展望台からはじまり、長者町界隈の路上や店の前でダンスをするふたり。
ネット中継のため、時折電波が途切れ・・・もあるのですが、スタッフからは「そういう“臨場感”も楽しんでください」と笑いを誘う。

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長者町の繊維問屋のコンベアで。
完全にこれはダンスではなく、「遊んで」いるでしょ??
ですが、このシーンが今後の“伏線”になるのを全く知らず。
奥にあるシャッターが開いた先には・・・、

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え??
スクリーン裏のシャッターから、2人がホントに出て来た!
このサプライズに会場大騒ぎ!!

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ここでしばらくダンスタイム!
客席に乱入したり、「長者町くん」も飛び入り参加して、大盛り上がり!!
ここまで“計算”しているなんて、スゴすぎ・・・。

ここまでで、まだ残り1時間もある。
ふたりはまたシャッターの向こうへ去って行き、次のダンス場所へ。

自分もお茶とお菓子を買って、鑑賞を続ける。
中には「おっかけ」もいまして、昨日観た方は場所も分かっているから実際にあちこちついていったりした方も結構いたそうです。

その後、愛知県庁や三越などまでダンスを続け、最後は芸文前の広場とオアシス21でクライマックスを迎える。


・・・なんか、ラストになって、正直ちょっとホロッときました。
ただダンスしているだけなのに、なぜかわからないけど、思っていた以上のスケールで、6ヶ月も前からリサーチを重ね、ダンスする場所も許可がいるだろうからこの日までどれだけ苦労したのかと思うと、ねぇ。


ものすごく、よかったです!!
素晴らしいです!!
このトリエンナーレの裏コンセプトには、「街を使い倒す」というのがあって、この作品はまさに120%、それを表現している。
それも、都会という制約をも振り払った、壮大な表現で。

これを無料で観られたなんて申し訳ないので、この作品のDVDを申し込みました。
ダンスもそうですが、各パートの選曲もすばらしいし、合間のまちなかインタビューももう一度聞きたいのもあって。
届くのは約2ヶ月後。そこまで待てるかな・・・。

ずっと名古屋に住んでいながら、この作品で初めて知った地元のこと、多数。
他の人に知らされる、名古屋の魅力。
ほかの地域の芸術祭では、ここまでのこと、するだろうか?



終わってからも、この日記書いている間も、
今回のために書き下ろしたテーマ曲が、頭のなかで無限ループ中。
(本編では違う人が歌っていますが、これがさらにいいんだ!)

しばらくは「もなかループ」がカラダじゅうに染み込んでいることでしょう・・・。

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2013年9月16日 (月)

あいちトリエンナーレ2013見聞録(6日目から8日目)〜人数限定・三連続

この三連休。トリエンナーレ三昧でした。

土曜日午後での長者町エリアの見聞録は既に上げていますが、実はその午前も、昨日も、今日も。
フリーパスでかつ、地元の利を存分に生かしています。

といいますのは、
作品の一部に「人数限定の、予約制でしか見られない作品」が、名古屋エリアに3点存在。
普通に土日に行ったらいずれもすぐに予約券がなくなってというくらい人気の3点だから、だったら3日にわけて一つずつ観れば・・・という作戦。
早速、紹介いたしましょう。


<14日:藤森照信『空飛ぶ泥舟』>
これは市美術館の隣にある、屋外の展示品。
すごく目立たない場所にあるので、実は8月に最初に行ったとき、全然気がつかなかった・・・。
日月は台風の接近もあるため、まずは屋外作品であるこれから攻める。

目にして、思わず。
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なんですか、コレ!?
物体が宙に浮いている!!

で、9時半の受付開始の10分前には並ぶが、すでに数人の列。
これは1回6名、30分交代でして、
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自分が受け取ったのは初回から1時間後・・・。
その後も、列は続く。

その1時間、市美の展示をもう1回+常設展を観て(期間中はトリエンナーレチケットがあれば入れる)、時間になったので、現地へ戻る。

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係員から説明を受け、いよいよ登る。

木製のハシゴでなんか頼りなく、入口はアタマぶつけるほど狭いのですが、中に入ると・・・、
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なんか、いい感じの空間が。
ご丁寧に、暖炉もセットしている。

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受付場所を見下ろしてみる。
高さ自体はたいしたことなく、推定4mもありませんが、誰かが上り下りしている間とか、時折この泥舟は、揺れる。
でも、その揺れがけっこう、心地よかったりする。
なんか、胎内回帰で包まれたような。

30分フルに、この中に滞在。
同じ時間になった人とトリエンナーレ談話。
それも、東京から!三連休をフルに使って全部観て回るとか!

愛知は初めてというので、台風で天気読めない中の攻略法とか、個人的オススメなどを伝授させていただきました。


<15日:石上純也『little gardens』>
日曜日は県美の10階へ。
この日は雨。すでに台風の影響がやってきている。

当然、開館15分前から並ぶ。
そしたら、スタッフのKさんがいらっしゃいました!
(どうやら県美の職員のようです)
開門までKさんと今までの感想を伝えながらの雑談。

10時、開館と同時に受付。今回は初回(10:30)をゲット!

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これは1回4名、10分交代。
ほかの二つに比べればまだ取りやすい方か?
しかし開館30分で一部作品には行列ができていたくらいの混み。これが観終わったときは14時くらいまで予約が埋まっていました。

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ただ、撮影NGなんですよ。
四畳半程度のスペースなのですが、入口から覗くだけなら予約券不要で、最初遠目に眺めても「これだけ?」という印象でしたが、中に入ってみると、感動するくらいの“小宇宙”が広がっていました。

とにかく、ものすごく、繊細なんです。
撮影NGなのも、わかる。
だって、息することもはばかるくらいの繊細さでしたから・・・。

これだけで帰るつもりでしたが、滞在時間、延長。
実はKさんからとある情報をいただき、11時半まで。

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あのヤノベケンジ氏の作品。
実際の「太陽の結婚式」が行われていました!

一般の観覧者に混じっての祝福。お二人そうとうガチガチでしたね(笑)。
でも、こういう形態の式が滅多にできるものでは、ありません。
どうか、お幸せに♪


<16日:平田五郎:Mind Space-空中の庭園>
最後はこの作品。場所は昨日と同じ県美の10階。

三連休最終日、台風が直撃している中での強行!
いやね、進路図見てて、出発の9時過ぎ時点でピークは過ぎたと勝手に判断して・・・。
昨日まではバスor地下鉄でしたが、この日はクルマで。
だって、県美の駐車場は地下だし、クルマにさえ乗ってしまえばあとは傘いらずで一切濡れずに済む。
それでも走行中は時折強風に持ってかれましたが、そこはスバルのAWDですから!

予定通り15分前に到着。しかし、
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予約券は2番目。すでに先客がいた。
台風の影響で交通機関が乱れ、この日は超ガラガラ!なのに・・・。
時間までは8階のじっくり見たかった作品を観てから、作品現場へ。

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このテントの中に、作品がある。
つか、初回行った時はあまりの目立たなさに素通りしたほど・・・。

でも、予約制の3作品の中ではこれが一番競争率が高く、
1回わずか3名、それも20分交代! 全体で最も少ない人数・・・。
前日、先にこれを予約しておけば昨日観た石上氏と一緒に観られたかもしれないけど・・・。
ちなみに、ガラガラといえど、観終わったあとに会館出たあと、やっぱり残りわずかでした。

入る前に、注意書きを渡される。
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ここでは、蝋(ワックス)が衣服に付着して、というのがわかる。
アートのためなら、観るものに対して多少の犠牲はいとわない?

実はこの日の朝、台風の風で朝5時に起こされ、TVで台風情報を見てる中、この作品の情報を収集した結果、白い服で行く事に。
今日も開館時に会ったKさんからは『それ、正解!』と。

なぜか。
いよいよ時間になって、靴を脱いでテントの中を進んでいく。
そこで目にしたものは・・・、

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蝋でできた、小さな“家”。
でも、注意書きには「3階建て」とあったな。ホントに??

ここから先、“家”の中にはひとりずつしか、入れない。
3人中、自分が先陣を切って、入ってみる。

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これ、別の意味で、すごいわ。
かがまないと入れない入口。ほぼホフクゼンシン状態。
蝋にまみれるって、このことなのね。
さらにいうと、細身の自分でも上に上がるのがツラい。体格のいい方はたどり着けない可能性も。

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この狭さ、わかりますかねぇ。
服は白でも、この日履いた靴下は真っ黒。
その黒い靴下が、真っ白になるほどでした・・・。

なんとか“3階”に上がるも、
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身長174cmの自分が立ち上がってギリギリの、広さ。

空飛ぶ泥舟の感覚とは違い、時折怖さをも、感じる。
閉所恐怖症でなくても。
真っ暗よりも、真っ白のほうが、かえって恐怖心を感じるのかしら?

でも、こういう「体験型アート」ってなかなかないし、今回のあいちは体験型の作品がけっこう多い。
貴重な体験でした。

一緒の回になった2名ですが、関西から!
同じく三連休で全部回ると!
コレ聞くと、長者町で会った方も含め、遠方からのお客様が、多い。
それも、14日の東京の方もそうでしたが、アート散策のために毎年全国を回っているそうで。
上には、上が、たくさん、いる。
次週はもっとにぎわうかも。地元に住んでいる人間にとってはこういうイベントを通じて名古屋や愛知を知ってもらえるのが、嬉しい。

残るは納屋橋だけというお二方に、納屋橋での鑑賞ポイントや、ここから納屋橋へ行く、ガイドブックに載っていない裏技を伝えて、今回は終了。
帰宅の昼頃、すでに雨は収まって、西のほうには青空も見えました。


前回2010年の教訓を生かし、ここまでは順調に、消化していますが、
さらに!
9月25日からは「映像プログラム」が始まり、主に県美にて日替わりで様々なアーティストの映像作品が上映されるという。

・・・ますます、予定の組み直しが・・・。

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