« “ポジション”はどこに? | トップページ | 気がつかないほど »

2012年6月30日 (土)

安全とはなにか〜最終日の踏切から〜

Img_1383
ここを渡れるのも、今日限りだったので。
(PhotoSynthによるパノラマ合成)


都市圏において、「開かずの踏切」は数多くございますが、
そんな中で、地元の人にはあまりにも有名な、場所。
「開かず」だけではなく、かなり「危険」。

Img_1409
神宮前一号踏切

「開かず」だけならまだしも、今やほとんど自動化されている中で、ここだけは遮断機をなんと「手動」で動かしている。
そこに、味わいと、プロ意識が垣間見えたのですが・・・。
(なにがスゴイかって、検索するといろいろでてきますんで)

この日、実は通常出勤日。
朝の通勤時、ルートを変更して、ここを訪れてみました。
滞在時間、15分。

クルマでは何度か通っているのですが、徒歩では、確か、2度目くらい。
(最初はけっこう昔でいつだか、覚えてない)。

改めて通ってみると、かなり危険な場所であるのが、わかる。
Img_1378 Img_1389
Img_1391 Img_1392
まぁ、スキモノとってはかえってそれがたまらないのですが、常に端っこに寄ってないとかなり危険。
実際、遮断機が下りかかるところに、猛スピードで突っ走る自動車が・・・。

そばに歩道橋があるのですが、渡る人は、ほとんどいない。
(この日は自分含めて見納めで渡る人がそれなりにいましたが)

Img_1394 Img_1395
初めて間近で遮断器(機より“器”のほうがふさわしい?)を眺めたんだけど、あまりの原始的な構造に感心。
柱が実は古レールであることも新発見。
それを小屋の中にいる係員(JRと名鉄でそれぞれ配置)がダイヤを見ながら、“手動で”動かしている。これぞ、職人技。
分単位で、微妙な位置で上げ下げを繰り返す。

Img_1405
一気に渡れないと、こんな目にも遭う。
JRと名鉄の間で閉じ込められることも。自転車でも縦に納まらないくらい、狭い。
それを間近で電車が通り過ぎる・・・。


実は、過去、死亡事故が起きたのは1件だけらしい。
言い換えればこれだけの危険な場所で1件だけというのが奇跡に近いが、それがきっかけで廃止の話が持ち上がったのも事実。

確かに危険な場所なのは、最後の日になって身をもって体験した。
しかし、常に安全安全ばかり言い続けて、動物として必要な本能的な防衛力まで取ってしまうのは、どうかなと。

・・・いや、論点ずれてるのは承知で言うんですが、
同じくこの日で日本では食べられなくなったレバ刺しと同じように、何もかも表面上の安全ばかり謳ってしまうって、どうなんでしょ。
(それも、牛はダメで馬のそれはOKだなんて、ぜったいなにかおかしい)

危険を取り払うのはもちろん重要。
でも、危険と付き合う、という方向も必要だと思うんですけどね。
あまり言いたくないけど、原発だって、そういうこと(危険なものに対してどう対応していくか)も含めて再稼働うんぬんを話し合ってほしいんだけど。
あまりにも、頭ごなし、すぎる。


この踏切を眺めながら、安全と危険ってなんだろうねと考えてしまいました。


明日から自動車は完全に渡れず、数年かけて新しい歩道橋をつくるそうな。
また、“名古屋の名物”が消えると思うと、やっぱりさみしいですね。

|

« “ポジション”はどこに? | トップページ | 気がつかないほど »

コメント

へえ
地元ニュースならきっとやってましたよね
最近とんと見なくなっちゃったので知りませんでした<閉鎖
いちばん狭いとこではさまったら恐怖だろうなぁ

投稿: やみー | 2012年7月 2日 (月) 12:28

やみーさま>
地元新聞ではしっかり1面に載っていました。

実際に、狭いところに立つと、恐怖感バリバリでした。
・・・まぁ、それが、スキモノにとってはたまらない瞬間だったりしますが(爆)。

投稿: Hassy | 2012年7月 3日 (火) 22:40

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111223/55089165

この記事へのトラックバック一覧です: 安全とはなにか〜最終日の踏切から〜:

« “ポジション”はどこに? | トップページ | 気がつかないほど »