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2011年7月20日 (水)

残念の向こうの、期待

大関魁皇、ついに引退・・・。
今場所は休場させて、九州場所までは持たせるかと思ったのですが。


今さらこんなこと綴ってもすべて後からつけた話になるのを承知のうえで。

8日目の観戦。
魁皇が負けた瞬間から、審判長席の貴乃花がずっと下を向いたまま固まってしまい、次の取組のアナウンスが流れてから我に帰ったのようにゆっくりと顔を上げた姿がものすごく印象に残りました。
同期である貴乃花はこの頃から、彼に対して何かを感じ取っていたのかもしれません。

その日、その魁皇を敗ったのが、琴奨菊。
ご存知「がぶり」の名手。この日も見事に自分の型であるがぶっての勝利。
彼のがぶりは個人的にも好きなので、魁皇が負けたのは残念だけど、生で、それもタマリ席という至近距離で彼のがぶりが見られたのは嬉しかった。

そして、今日。
白鵬が敗れた。しかも、相手は、琴奨菊。
それも、彼の型である、がぶりで。


魁皇が去った残念な気持ちは大きいけど、
琴奨菊が、日本人大関を絶やすまいと、その大関までもうちょっとのところまで来ている。
そして、彼が大関に上がったあと、稀勢の里や豪栄道や豊真将あたりがついてきてほしい期待も大きい。

魁皇の右上手、琴奨菊のがぶり。
「これだけは譲れない型」がある力士は、誰にでもわかるし、好きだなぁ。


小さいころから何気に憧れていた「おすもうさん」が減った今。
ひとりの力士が去って、ひとりの力士がその穴を埋めようとしたこの日に、ふと気がつく。
相撲のこれからの改革に必要なのは「スポーツ選手」ではなく、誰からも好かれる「おすもうさん」をひとりでも増やす事なのかな、と。

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コメント

唯一の国産上位力士だったからね

「滅びの美学」ってやつも
いろんなカタチがあっても良い

いずれにせよ寂しいな。。。

投稿: sato | 2011年7月20日 (水) 22:31

さとさま>
>「滅びの美学」
「おすもうさん」は武士でもあるんですよね。
引き際も美しくなければ、なりません。

当時の千代の富士の「体力の限界!」と叫んで目頭を押さえたのも、
貴乃花の何か吹っ切れた表情も、それぞれのいろんなカタチの、それぞれのベスト。

TVで見ていた魁皇の姿、すがすがしいなぁと思いました。
それも、いろんなカタチの、ひとつでしょうね。


実は、9月。国技館へ行くことになりました。
何気に申し込んだ先行抽選、当たってしまったものですから・・・。

投稿: Hassy | 2011年7月20日 (水) 22:47

相撲好きHassyさん面目躍如の2題続けての記事で自然と笑顔になりました。

「金で買える幸せは買え!」けだし名言ですなあ。

だけど一度最高を経験してしまうと、もう椅子席では不満が募るかも?

魁皇は、その美学において賛否両論がありますが、そんな中で九六大関を続けていくだけでも(ある程度の開き直りも含めて)大したものだ、と私は感じてます。

7/14にコンデジにコメントしたんですが、載ってませんねえ。まだ私のPCのどこかがおかしいのか?

投稿: yapple-happle | 2011年7月21日 (木) 18:40

yapple-happleさま>
ホント、最初は自由席の最後列から気楽に・・・と思っていたのですが、思わぬ収穫です。

その名言、実はどこかから拾ってきたコトバでして、自分もけだし納得してしまったものですから、この機会に使わせていただきました。

ただ、相撲観戦はどこから見ても面白いですよ。
自分はあくまで正面派ですが、東西向正面、どこから見ても丸い土俵ですから平等です。
野球だと外野席からホームベースまで100m以上離れているので向こうはゴマ粒なのに対し、相撲は最後列でもそこまで遠くはありません。

ただ、タマリ席では飲食不可が難点です。
やっぱり憧れはマス席で飲んだくれですね(笑)。

投稿: Hassy | 2011年7月21日 (木) 22:58

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